2022年5月16日月曜日

 2022年2月27日(日) 第4主日

『さて、イエスのところに母と兄弟たちが来たが、大勢の人のためにそばに近寄れなかった。それでイエスに、「母と兄弟方が、お会いしたいと外に立っておられます」という知らせがあった。しかし、イエスはその人たちにこう答えられた。「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行う人たちのことです。」』(ルカ 8章19~21節)

聞いて行う人々

 イエスは「種をまく人の種のたとえ」を弟子に解き明かし、「種は神のことばです。」(8:11)と説明されました。種を蒔くお方がイエスだとすれば、イエスの言葉は神のことばそのものです。聞く側の姿勢が問われています。

 第1に、自ら進んで耳を傾けるべきです。「聞く耳のあるものは聞きなさい。」
 第2に、正しい良い心で聞くべきです。「だから聞き方に注意しなさい。」
 第3に、語っておられるお方イエスに聞くべきです。「彼の言うことを聞きなさい。」
 信仰は聞くことから始まるとパウロも聖書から引用しています。イスラエルは、神のことばに対して聞こうとしなかった歴史があります。(ローマ 10:17)実を結ぶことができませんでした。

 「見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれだも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」(黙示録 3:20)
 私が、初めて聞いた聖書のお言葉です。まさに主イエスからの語りかけで応答できました。

 聞いて行う人々は「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行う人たちです。」(8:21)
 まず、主イエスご自身は、御父のお言葉を聞き、それが、十字架の死であろうとも、その通りに行われました。それが父と子との関係です。兄弟姉妹との一致は、同じ御言葉を聞き、それを行おうとすることにあります。

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