2021年12月27日月曜日

2021年12月12日(日) 第2主日

『あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。』ローマ 12章18節

イエスが来られた

 イエス様が弟子たちに教えたことは、「ただ、自分の敵を愛しなさい。」です。勧めの根底に、御父である神が世を愛されていることがあります。そして、神の御子イエスもまた、そのごとくになさいました。弟子にも、同じくするように教えられました。地上にはない、天国に由来する教えです。神はたとい敵対する人に対しても赦しをもって救おうとなさいます。

 神に敵対する者と言えば、聖書世界では、「悪魔とかサタンとか呼ばれていて、全世界を惑わす、あの古い蛇」です。(ヨハネ黙示 12:9) 神の創造世界を壊すため、最初の人アダムとエバとを誘惑したのは蛇です。神はこう告げられました。「おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは彼のかかとにかみつく。」(創世記 3:15)サタンと呼ばれる通りに敵対する者です。女の子孫として現れる方、主イエスこそが「彼」と呼ばれる御方で、サタンを砕くのです。

 主イエスは、聖霊によって処女マリヤのうちにみごもり、人として世に来られた神の御子です。「ごらんなさい、あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。」(ルカ 1:31)これぞクリスマスです。

 イエスが世に来たことで、「神の子が来たのは、悪魔の業を打ち壊すためためです。」( 1 ヨハネ 3:9)とある通りになりました。しかし、敵対する者、悪魔もまた激しく挑み、ついには神の御子イエスを殺したのです。しかし、神はこのイエスを甦らせられました。神の勝利です。

 最期には主イエスが悪魔を完全に滅ぼします。「悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた、」(ヨハネ黙示録 20:10)永遠の裁きです。

 2024年3月31日(日) 第 5主日 『「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話になったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪びとたちの手に引き渡され、十字架につけられて、三日...