2020年9月20日(日)第3主日
『「先生方、救われるためには、何をしなければなりませんか。」と言った。二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」』(使徒の働き16章30、31節)
マケドニア人が救われた
幻を見て
「助けてください。」と叫ぶマケドニア人の幻を見て、パウロとシラスは確信しました。神が福音を宣べ伝えるために、私たちを召しておられる地は、マケドニアだと。聖霊は時に幻によってみ心を示されました。
ヨセフの見た夢
聖書中にヤコブの子ヨセフは、夢見る者と言われ兄弟たちから迫害されました。しかし、夢は実現し、兄弟たちは、やがてエジプトで高い地位についたヨセフの前に、ひれ伏しお辞儀をしました。
ダニエルの見た幻
バビロン、メディア、ペルシャの王たちの時代に生きたダニエルは、数々の幻を見、時には王の見た幻を解きあかしました。ことに国の盛衰に関して先立って神がダニエルに示しました。その通りになりました。
幻の真偽
「神は昔、・・多くの方法で先祖たちに語られました。」(ヘブル1:1)
神が本当に示されたのか、単なるその人の思いつきかは吟味されました。神が、ご自分で示したことのみ正典として残されました。
パウロが見た幻
パウロが見た幻は、神からのものであったことは、マケドニアに行き明らかにされました。マケドニア地方第1の都市ピリピでは、主が備えられた人と出会いました。紫布の商人リディアとその家族が信じてバプテスマを受けました。しかし、ここでも妨げの力が働き、占いの霊につかれた人物が付きまとい、伝道の邪魔をし続けました。助けを願望したのはマケドニアの人だったのに、パウロとシラスの方こそ、「助けてください神様」と叫びたくなる状況です。ところが、暗い牢獄の中で、祈り、賛美の歌を歌っていました。
神の救出
「すると突然」牢獄の扉があき、鎖がはずれて神の助けがのぞみました。
脱獄したと思い、責任をとって自害しようとした牢獄の看守は、その時に命救われました。イエスを信じ、家族ともにバプテスマを受けました。
マケドニア人が救われた
パウロとシラスを牢獄に閉じ込めてさえおけば、福音は封印されるとサタンは思いました。しかし、神は助け主、救い主です。ご自分のしもべを助けるだけでなく、看守の命を助け、家族皆が信じてバプテスマを受けました。
マケドニア人の幻、これは確かに聖霊からの答えでした。