2022年7月11日月曜日

 2022年6月19日(日) 第3主日

『しかし、霊どもがあなたがたに服従することを喜ぶのではなく、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。』(ルカ 10:2)

72人が喜んで帰って来た

漁師は、大量旗をかかげて戻ってきます。
狩猟の報いは、その肩にある獲物です。種まき労苦した農夫の報いは、刈り入れ時にあります。
 神の国を宣べ伝える者にも収穫の喜びがあります。主イエスによって派遣された72人は喜んで戻ってきてイエスに報告しました。
「主よ、あなたの御名を用いると、悪霊どもでさえも私たちに服従します。」
伝道した弟子たち自身が誰よりその結果に驚きました。イエスの御名のもつ力に圧倒されました。悪霊どもでさえもが従うのです。

 イエスが天にあげられてからペテロとヨハネは、イエスの御名を用いてある人に命じました。
「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
するとたちまち立って歩きだしました。イエスの御名の権威が証された出来事です。

 罪の赦しは、イエスの御名によって与えられます。
「その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。」(ルカ 24:47)
信じた者が受ける父子聖霊の御名によるバプテスマもしかりです。

 キリスト者は、第1に喜ぶべきことがあります。たとえ主の弟子のように、蛇やさそりを踏みつけ、悪霊を追い出すことができたとしても、それで喜んではいけません。
「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」
天国籍を有していることは何にもまさる賜物です。
「私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス。キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。」(ピリピ 3:20)
主イエスは、御父の元に行く日を待ち望みながら、十字架への道を歩まれました。


 2024年3月31日(日) 第 5主日 『「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話になったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪びとたちの手に引き渡され、十字架につけられて、三日...