2023年2月25日土曜日

 2022年11月6日(日) 第1主日

『主人が真夜中に帰ってきても、夜明けに帰ってきても、そのようにしているのを見てもらえるなら、そのしもべたちは幸いです。』ルカ 12章38節

待つこと

 人が生きる上での注意や警戒を促す説教を主イエスはされました。ある金持ちの畑が大豊作で、この先安心して暮らせると思ったその夜、突如として魂が取りさられてしまいました。天国につながる生き方をしてこなかった者には、すべてが喪失体験です。人が生きる上での最大の備えは、神が御子イエスを信じる者に与える、永遠のいのちを受けることに在ると信じます。
 次には、キリスト者への注意喚起です。
「あなたがたも用心していなさい。人の子は、思いがけない時に来るのです。」
神に会う備えをしていない人には、まるで寝ている間に盗人が来るようなものです。主イエスが来られる時に聖徒たちは、たちまち主イエスの御もとに携えあげられ栄光の体が与えられます。その力はどんな磁石よりも強く、世界中の聖徒はすべて地上からいなくなるのです。神の奪取とも呼べましょう。キリスト者は、その日を待ち望んでいれば、栄光の日、主の日の実現となるでしょう。

 キリストが来られるその時を待つ心備えが教えられています。
「主人が婚礼から帰って来て戸をたたいたら、すぐに戸を開けようと、その帰りを待っている人たちのようでありなさい。」
 キリスト者にとって、イエス・キリストは教会の頭であり主です。主イエスが御父の右の座からおいでになるのを待っています。聖徒たちは共に集い、祈りと賛美とみ言葉と、主の晩餐をし続けます。灯りをともしてご主人の帰りを待ちます。

 主のしもべたちは、イエスが戻られるまで腰に帯びを締めて働き続けます。気が緩み、油断しないように注意と警戒が必要です。

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