2019年11月4日月曜日

2019年10月20日(日) 第3主日

「神によって生まれたのです。」(Ⅰヨハネ5:1)

新しく生まれた人たち

 生まれるのはただ一度だけの出来事です。生まれるのは新しい命の誕生です。生まれるのは新たに家族に加えられる出来事です。生まれるのは神の奇跡の御業です。生まれるのは最も大いなる喜びの訪れです。イエス・キリストにある者は、「新しく生まれた」(Ⅰペテロ1:3、23)new birth .born again.
です。
 新生した者でなければ神の国に入ることはできないと主イエスは言われました。国籍を取得しようとするのでさえも、出生が問われます。まして、神の家族、神の国の一員たるものにとっては神によって生まれていることこそ、最も重要なことです。
 イエス・キリストの教会もまた、新生した者以外は教会員にはなれません。両親がキリスト者だから自動的に加えられるのでも、洗礼を幼児期に受けているからとか、そうした理由にはよりません。教会に加えられた人はバプテスマを受けています。つまり、バプテスマは神によって生まれた者が受けるのであって、バプテスマによって新生するのではありません。

 神によって生まれるとはなんでしょうか。古い自分に一度死んだ人です。神なく、キリストなく、救いなく、生まれながらの性質そのままに生きてきたことに終わりを告げた人です。キリストと共に死んだのです。同時に、キリストが死者の中かから甦られたように、キリストにあって、生きている人です。(ガラテヤ2:20)
 神によって生まれた人は、神の子どもとしての自覚と心が与えられました。
「神は、アバ、父と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。」(ガラテヤ4:6)

 最後に、新しく生まれた人は、神を愛する人です。また、神によって生まれた兄弟姉妹を愛する人々です。(Ⅰヨハネ5:1)

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