2019年5月12日(日) 第2主日
「彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった。」(イザヤ53:3)
ギリシャ語で頭骸骨を表すクラニオン「どくろの地」、ヘブル語ではエルサレムの近くにある丘の名前で「ゴルゴタ」と呼んだ処刑場がありました。そこでイエスは二人の犯罪人と共に十字架につけられました。預言者イザヤが告げた苦難のしもべ、そのままにイエスは、人々からさげすまれました。
1.道を行く人々は、頭を振りながらイエスをののしって、言った。「神殿を打ちこわして三日で建てる人よ。もし、神の子なら、自分を救ってみろ。十字架から降りてこい。」(マタイ27:39)
2.祭司長たちも律法学者、長老たちといっしょになって、イエスをあざけって言った。「彼は他人を救ったが、自分は救えない。イスラエルの王さまなら、今、十字架から降りてもらおうか。そうしたら、われわれは信じるから。彼は神により頼んでいる。もし神のお気に入りなら、いま救っていただくがいい。『わたしは神の子だ。』と言っているのだから。」(:41~43)
3.イエスといっしょに十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。(:44)十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え」と言った。(ルカ23:39)
4.ローマの兵士たちもイエスをあざけり、そばに寄って来て、酸いぶどう酒を差し出し、「ユダヤ人の王なら、自分を救え。」と言った。(ルカ23:36、37)彼らはくじを引いて、イエスの着物を分け、そこにすわってイエスの見張りをした。(マタイ27:35、36)
5.主イエスは、「ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。」(1ペテロ2:23) それどころか、「父よ。彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカ23:34)と祈られました。
主イエスは、十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。(1ペテロ2:24)
2019年6月1日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2025年8月10日(日) 第 2主日 岩の上に建つ教会 詩篇34篇の前書きには、本文の「私はあらゆるときに主をほめたたえる」とある「あらゆるとき」の状況説明がされています。ダビデがサウル王に追われ、逃亡先で素性が知られてしまいます。その時に死に物狂いで別人を装い九死に一生を...
-
2024年11月17日(日) 第3主日 『ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。その人は、主から何かをいただけると思ってはなりません。そういう人は二心を抱く者で、歩む道すべてにおいて心が定まっていないからです。』ヤコブ 1...
-
2019年10月20日(日) 第3主日 「神によって生まれたのです。」(Ⅰヨハネ5:1) 新しく生まれた人たち 生まれるのはただ一度だけの出来事です。生まれるのは新しい命の誕生です。生まれるのは新たに家族に加えられる出来事です。生まれるのは神の奇跡の御業です。生ま...
-
2024年10月13日(日)第 2主日 神の国に入るためには 欲しい物はネット上で探すと大抵は見つかる時代です。肝心の食料だけは手間暇かけて季節を待ってしか生じません。それどころかすぐに食糧難に見舞われます。アダムの堕落以来、食料についての定めは不変です。 「大地は、あなたの...
0 件のコメント:
コメントを投稿