2021年1月2日土曜日

 2020年12月20日(日) 第3主日

『私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。この卑しいはしために目を留めてくださったからです。』(ルカ1:46、47、48)

 神は忘れない
 陽の当たらない所は寒くて暗さが際立つ冬到来です。クリスマスシーズンに登場するサンタクロースは陽の当たらない所に出かけて行き贈り物を届けました。あなたは覚えられてる、忘れられていないというメッセージでした。誰があなたのことを忘れていないのか。主イエス・キリストの父である神です。これはクリスマスの出来事のメッセージでもあります。暗黒時代を生きた信仰者たちが、イエス誕生の音づれを聞き、一様に「主は憐れみを忘れず」「目を留めてくださった」と幸いを口にし、心から神を崇めています。

 神は覚えておられた
 祭司ザカリヤもその一人です。名前の意味は「主(ヤハウェイ)は覚えておられる」です。父祖アブラハムに告げられた聖なる契約を神が覚えておられることが告白された名です。(創世記12章)年老いた夫婦には子がなく、信仰の継承者を残すことができません。加えて民族ごと権力者のもとで忍従を強いられていました。神の祝福の約束とは程遠い現実です。ところが、御使いが現れて、子を授かる約束が与えられます。その子をヨハネと言い、救い主の到来のための預言者となることが告げられました。ヨハネの名前には、主(ヤハウェイ)の憐れみとめぐみとの到来が込められています。

 神は目を留めてくださった
 イエスの母となったマリヤも、同じように誉めたたえています。「アブラハムとその子孫に対する憐れみを忘れずに。」紀元前20世紀にアブラハムになされた神の約束には「地のすべての部族は、あなたによって祝福される。」(創12:3)とありますが、事実、アブラハムの子孫として来られたイエスによって実現しました。今や世界中に福音が広まり、イエスを信じる者はみな、永遠のいのちの祝福を得ることができています。神が約束したことについては、必ず忘れずにいて、成就しておられます。もし、あなたがイエス・キリストを信じたならば、マリヤのように神を賛美するでしょう。「この卑しいはしために目を留めてくださったからです。」(ルカ1:48)
 まさか、この私という小さな存在が、神の目に留まり、イエスを信じて神の約束された大いなる祝福を受ける一人になれるとは。幸いなるかな。

 私たちを神は忘れない
 神は忘れない、私たちの祈りを。「ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです」(ルカ1:13) 神は忘れない、私たちの生活のすべてを。「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」(ヘブモル13け5)」神は「神は忘れない、あわれみのゆえに。「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても。このわたしは、あなたを忘れない。」(イザヤ49:15)

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