2020年5月5日火曜日

2020年4月12日(日) 第2主日

『あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。満ち足りた喜びが あなたの御前にあり 楽しみが あなたの右にとこしえにあります。』(詩篇16篇11節)

主イエスのよみがえり

 今日は、主イエス・キリストの復活を記念するイースターです。故人を記念するのに墓に行きます。そのようにして、十字架から取り下ろされてイエスが埋葬された墓に、朝早く女性たちが行きました。ガリラヤからイエスと共に来た女性たちです。安息日明けに行ってみると墓が空になっていました。いったい何が起きたのか途方にくれていました。すると、まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が告げました。
「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。」(ルカ24:5、6)
 その意味するところの第1は、イエスは生きているということです。もはや復活なさったイエスに墓は無用です。
 
 第2に、イエスの言葉は確かであり、聖書の通りであったことを証しています。
 「人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう。」(7節)
 イエスはアーメンである方です。主イエスが語った言葉に誤りはありませんでした。

 第3に、空の墓は、文字通り肉体のよみがえりを証しています。単に心の中に故人の記憶がよみがえったのではありません。息もなく朽ちて行くしかない体からよみがえられたのです。罪と死との支配から一切解き放たれ、死なない栄光の体への甦りです。ハデス(死者の中)から、パラダイス(天国の園)への凱旋と昇華なのです。

 第4に、近い将来に起きる出来事を証しています。すべての墓が無用となる時がきます。その理由は、イエスを信じたすべての者が、よみがえり、贖いが完成するからです。しかし、最後の審判のために、すべての死者もまた復活させられます。永遠の滅びと裁きのための復活です。
 「見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、そのあとにはハデスがつき従った。」(黙示録6:8)

 今、新たな戦争と対峙しています。難敵で強力な見えないウィルスです。有効策は隠れて動かないことです。この時に主イエスの十字架と復活を覚えています。主イエスだけは完全に死に勝利をされました。神から、すでに死への勝利宣言がされました。

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