2025年12月30日火曜日

 2025年11月2日(日) 第1主日

神と共に歩んだノア

 ノアは自分と家族の救いのために神の命じられたとおりに箱舟を造りました。箱舟の中に入り、戸が閉じられた日は、ノア600年目の第2の月17日、その日に大雨が地に降り始めました。大水の源と天の水門とが閉ざされるまで150日にわたり水は地に増し続け、すべての山は覆われました。これは自然災害ではなく、神の全地球的な裁きであり、人類の滅亡の出来事です。

 ノア601年目の2月17日、ノアとその家族と箱舟の中にいた生き物、鳥家畜、地の上を這うものすべては神の命令のままに従い、箱舟を造り、箱舟の中に入り、閉ざされた箱舟の空間の中で丸一年間過ごし、ついに神の命に従い箱舟から出ました。

 ノアの人格の評価には
「ノアは正しい人で、彼の世代の中にあって全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」(創世記6:9)
人はひとりでいきるわけではありません。誰かと共に歩みます。仲間や集団の中に身を置くことで安心、利益、保護のもとで生活できます。しかし、ノアの時代は、安全安心が失われ、暴虐や悪への傾斜が著しい社会の中で生きていかなければなりませんでした。ノアにとって、人々と共に歩むことが極めて困難でした。その中でノアは信仰者として神と共に歩む選択をし続けました。

 神と共に歩む人生の特徴は、人の集団や思想や流れの中でも神の御心に沿った生き方を求め、選択して行くために少数派となります。あの世界の中で、生き残ったのはノアとその家族8人のみであったことが証しています。

 神と共に歩む人生には神が共におられる約束が与えられています。ノアが大洪水への備えとして箱舟を建造している時にも神は共にいてノアと共に証をし続けておられました。宣教の働きは神と共にする働きであり、そこに神も共にいると約束されています。(Ⅰペテロ3:20、マタイ28:20「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」)

 神と共に歩んだ人々は、信仰の人々として聖書に名がしるされています。
「信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました。」(ヘブル11:7)

2025年12月29日月曜日

 2025年10月26日(日) 第4主日

ノアの時代

 アダムの歴史(創世記5章)の中でノアの時代が記されています。ノアの名前の由来には慰めの意味が込められています。
「この子は、主がのろわれたこの地での、私たちの働きと手の労苦から、私たちを慰めてくれるだろう。」先祖アダムに神が宣告された通りを子孫たちは味わいました。
「大地はあなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。」(創世記3:17)しかし、神は労苦と共に安息と慰めをお与えになるお方です。6日間は働きますが、7日目は労働を停止して、聖なる日として過ごすように定めておられます。労働の苦しみに象徴される罪の結果である死から救ってくださるお方です。

 神は安息と共に慰めをお与えになりました。それが「一人の男の子」の誕生です。レメクに与えられた、一人の男の子ノアの誕生は、労苦を忘れさせ喜びを家庭にもたらす存在となりました。主イエス様の降誕の時に、エルサレムにいたシメオンはイスラエルが慰められることを待ち望んでいました。両親に抱かれた幼子イエスに会い、慰めの時の到来を告げました。慰めは神の救いの御手が差し伸べられることを待望する信仰者に備えてくださるもので、その鍵は「ひとりの男の子」として世に来られたイエス様です。

 レメクのもとで育ったノアは、やがて次のような人格者となりました。
「ノアは正しい人で、彼の世代の中にあって全き人であった。ノアは神と共に歩んだ。」(創世記6:8)時代背景と照らしてみるとノアの正しさが一層際立ちます。人の悪が増大し、堕落のゆえに世界は滅亡に向かって突き進んでいました。創造主を信じる者たちの価値観は大きく崩れました。
「人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻とした。」
ついには、神ご自身がこう言わざるを得ない状況まで落ちました。
「それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。」(創世記6:6)
ノアが生きた時代は環境としては最悪と言えます。滅びに至る道を歩む者が大多数を占める中で、狭い門、狭い道を選択し続けたのがノアだと言えます。

 堕落した世界に対して
「主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。」とあります。人間が後悔するのは、やりなおすことができないからです。しかし、神が悔いた時点で、過去を終わらせて、やり直しの決定が下されました。それがノアの時代による大洪水による滅亡です。世界はノアの家族8人と生き物によって再スタートしました。今の時代もまたノア今はの時代に似ています。神のご計画は、古い天と地は過ぎ去り、新しい天と新しい地の創0造です。今は、その地に住む新たな民がつくられています。

 2025年12月21日(日) 第3主日 『主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの恵みはとこしえにあります。あなたの御手のわざをやめないでください。』 詩篇138篇8節  神の作品には、途中で放置されたままのものはありません。太陽、月、星、植物、生き物に至る...