「子どもたちよ。あなた方は神から出た者です。」(Ⅰヨハネ4:4)
霊的出自
「神から生まれた者」が、キリスト者です。その人々の帰属意識の第1は、国籍は天にあり、そこにおられる御父である神の子どもに属している自分です。ですから「神の国とその義とをまず第1に求めなさい。」(マタイ6:33)そのことからしたら、国籍、血筋は第2義的なものです。会社、地域、血族関係は生きていく上で大切なものです。時に「うちの会社」と呼ぶほど親密です。そうした親密表現「うちの教会」と言う場合もあります。教会のうちに居るのか、外に立っているのか、考えてみる必要があります。教会に出席することが、神のうちに居ることと必ずしも同義ではありません。天国に入った人についてだけは間違いなく全員が神のうちにいます。
「誰でも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人の内におられ、その人も神のうちにいます。」(Ⅰヨハネ4:15)
まず、主イエスに対しての信仰です。人となってこられたイエスを神の御子と公に告白している人は、神のうちにいます。同時に、神もその人のうちにおられます。そのことは、「神が私たちに与えてくださった御霊によって知るのです。」(Ⅰヨハネ3:24)
信じた者が受けた御霊が、教えてくださることは、神の愛です。漠然とした愛ではなく、「ひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。」(Ⅰヨハネ4:9)
神と私とが、どれほどに近い関係にいるか、それを示しているのが神からの愛です。
「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。」(Ⅰヨハネ4:16)
主イエス・キリストが神の御子であることを信じています。罪のない方が、十字架で身代わりとして死んでくださったことを信じています。そして、神が私たちを救うために、御子をそのようにして、お遣わし下さったことを知りました。神の救いを信じた者は、その時、知ることになります。すでに神の愛のうちに自分がいることを悟ります。
私たちの出自は、まぎれもなく神にあります。
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