2021年3月28日(日) 第4主日
『まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。』(イザヤ 53:9)
受難から復活へ
今週は受難週です。まず、主イエスが、平和の君、柔和な王として、ろばの子にのってエルサレムに入場されます。群衆はホサナ(賛美の定型句)の声に包まれ入場されました。ベタニヤ村を拠点に毎日エルサレム神殿に行かれます。反対者たちの殺害の企てが進められます。十字架前夜(木曜日の夜)に弟子と共に過ぎ越しの食事をされました。弟子の足を洗い、説教をし、祈り、パンを裂き、杯を渡されました。その夜、場所を移し、ゲッセマネの園において苦悶の祈りを終えた後に捕縛されました。翌朝(金曜日)ユダヤ議会にかけられ、次に総督ピラトのもとで十字架刑が下されます。不法な者の手にイエスの身は渡され、エルサレムの市街を、十字架を担い歩まれます。ゴルゴタ(しゃれこうべ)に着くと二人の犯罪者と共に十字架につけられました。
朝の9時から始まり昼には太陽の光を失います。昼の3時ごろ「父よ、わたしの霊をあなたの御手に委ねます。」こう言って、息をひきとられました。(ルカ 23:46) 兵士はイエスの死を確認したにもかかわらず槍で突き刺しました。イエスだけは富める者の墓に葬られました。(イザヤ 53:9) 兵士は墓の番をし、固く封印しました。安息日が明けた日曜日の朝早くイエスは甦られました。最初に復活の主に出会ったのはマグダラのマリヤです。(ヨハネ 20) その後、弟子たちには3度ご自分を表されました。そのほか多くの聖徒たちが主に会いました。
聖書の預言の通りです。「イエスは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、三日目に甦らなければならないことを、弟子たちに示し始められた。」(マタイ 16:21)
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